先日定期通院しているお医者さんに、「減薬しましょう」と言われたので、
「でも、次の来院までに3週間あります」と言ったら、「あっ、そうなの。じゃ止めた」と(笑)

私が15年来罹っている「ココロの病」ってやつは薬の増減に非常に敏感でありまして、
「断薬」となるとカラダにもココロにも負担とリスクがあるものなんです。
事実、同時に悩まされている「不眠症」。薬を飲んでいる夜は問題ないですが、
飲まないお昼寝とかは寝られない、寝ても悪夢を見る、金縛りにかかる・・・散々です(苦笑)

そんな中で「減薬」と言われたのですから、仕事を休んでも「減薬」してもらえばよかった!?

今の仕事に就いて2014年11月1日で丸3年。
普通の人なら大したこともないのでしょうが、
22歳で社会人に、23歳になってすぐにうつ病。
2008年から休職、2009年に退職、2011年冬に復帰も
派遣社員としての寂しさ、勘が戻らないゆえの退職勧奨。

そして2011年11月からの現職。
とりあえず3年は頑張ろうと思ってました。
資格だけを頼りに入った職場です。入ってみれば「できて当然」みたいな雰囲気。
しばらくはやはりいきなり襲ってくる恐怖と頭痛に悩まされましたね。

分からないかもしれませんが、この感覚、いやなものです。

そんな中でも幸いだったのは、人間的に合った人たちに恵まれたからでしょうね。
そして、自分なりに殻を破って、自分らしさを前面に出した結果、自分らしさで仕事ができるようになったことです。

自分の色が出せた結果。入って2年目で小さい部署ながらも「副管理者」になったり、
いろいろと責任を負う立場になったというのは、何よりも自分が頑張った結果と言えると思います。

石の上にも3年。とりあえずクリアです☆


仕事を遂行している中で、やはり感謝すべきはプライベートでつながっているみなさん。
「音楽」という共通のキーワードで、奇しくも復職と同じ時期に大きく広がっていた輪。
こんなに大きくなるなんて思いもよりませんでした。

今を思えば、3年前は下手くそでしたね(笑)
それが「九ちゃんワールド」と言われて楽しく聞いてくださる人たちが多くいるんです。
ほんとにびっくりです。

20代からもそうなんですが、辺りを見渡せば年上の、いわば「先輩」にあたる方々ばかり。
その中で楽しく、普通にやらせていただける、本当に感謝です。
恐る恐る「普通」に喋ってた時もありますが、今ではごく「普通」(笑)


20代も30代も。病気の後も前も。音楽に関わる前も後も。
こんなにもたくさんの方々の支えがあったからこそ、今があると思います。

20代~30代の中盤を支えてくださったみなさま。
復職後に知り合えたみなさま。
本当にありがとうございます。


しかししかし、忘れてならないのは、
「そんな中で、自分が頑張って扉を開いたこと」です。
だからこそ、昔のことが笑って振り返るんです。
つらいつらい昔のことを笑って振り返えられることは、今が充実しているからこそ。


38歳ではございますが、心の面では結構回り道したかな、その分人の気持ちが分かるようになったかもデス。


多分、普通では味わえなかったことを、早いうちに知りえたことは今後の大きな財産になると思います。
それを与えたくださった、かかわりのあるすべての皆様に感謝します。
そして、もがきながらも、なんだかんだいっても、ここまで来た自分、頑張ったね☆


最近、歌っているときには「笑顔」でいたいなぁと。
「笑顔」だけは忘れたくないですな。